ゴールデンウィークや夏休みを利用して一週間程度の旅行に出かけたり実家に帰省したりして家を空けることはよくありますが帰宅して玄関を開けようとしたら軒下に立派な蜂の巣ができていたというトラブルは決して珍しいことではありません。蜂の巣は何日でできるかという観点から見れば一週間という期間は初期の巣を作るには十分すぎる時間であり場合によっては引越しによって成虫ごといきなり住み着かれるリスクさえあります。特に人がいない静かな家はハチにとって天敵が不在の安全な優良物件として認識されやすく普段は人の出入りがあって敬遠されていた玄関やベランダも留守中には格好の営巣場所となります。このような悲劇を防ぐためには出発前のわずかな時間を使って予防策を講じておくことが極めて有効です。まずハチが巣を作りやすい場所つまり軒下やベランダの屋根の裏、エアコンの室外機周りなどにハチ用の殺虫スプレーや忌避剤をあらかじめ散布しておくことで薬剤の残留効果によりハチが寄り付くのを防ぐことができます。多くの市販スプレーには二週間から一ヶ月程度の予防効果があるため一週間程度の旅行であればこれだけで十分なバリアとなります。また雨戸やシャッターを閉め切る場合は戸袋の中にハチが入り込まないよう隙間を養生テープなどで塞いでおくことも重要です。戸袋の中は暗くて雨風がしのげるためスズメバチやアシナガバチが好んで巣を作る場所の一つだからです。さらに長期の不在であればご近所さんや管理会社に頼んで定期的に見回りをしてもらうのも一つの手ですがそれが難しい場合はスマートホームカメラなどを設置して外出先から家の周りの様子を確認できるようにしておくと万が一巣が作られ始めても早期に発見し帰宅前に業者を手配するなどの対応が可能になります。帰宅直後は旅の疲れで注意力が散漫になりがちですが玄関や窓を開ける前にまずは一度深呼吸をして家の周りをぐるりと一周し新たな住人が勝手に住み着いていないかチェックする習慣をつけることが大切です。もし巣を見つけてしまっても決してパニックにならず荷物を運び込む前に冷静に対処計画を立てましょう。留守中の家を守るのは鍵だけでなくこうした防虫意識もまた防犯と同じくらい重要なセキュリティ対策なのです。